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先輩の声

子育てとの両立②

専門研修医
田金 星都
Kagane Seiya

  • 出身/岩手県・岩手医科大学
  • 専門分野/小児消化器
  • 日本小児栄養消化器肝臓学会

Q. 田金先生は夫妻ともに医師として働かれていますが、勤務状況などを教えてください。

2人とも、北上済生会病院で勤務しています。私は岩手医科大、妻は弘前大学の医学部を卒業しました。医師だと夜は当番で呼ばれることもあり、どちらか片方が絶対家にいなければいけないということがあります。その調整が今後は難しくなってきますが、基本的に岩手医科大にいた時は妻が産休と育休で私が仕事に出ていたので、その辺は今のところは大丈夫でした。

Q. 産休や育休はどのくらい取りましたか。

子どもが2022年3月生まれです。私は出産の前後に4日間取りました。妻は半年間産休を取って、10月から北上済生会病院でリスタートしました。

Q. 子育ての関与の仕方などについて、夫の立場から考えていることや実践していることはありますか?

まずは小児科医としての立場なので、子どもを第一に考えたいと思っています。小児科・産婦人科でまずは育休や夫側の育休を推奨した方がいいという考えです。実際に自分も育休を取得してみて、母親の辛さを実感できた部分もあります。そういう経験も踏まえて、より推奨していくべきなのかなと思います。

妻も一緒に育休という形で、2人で子育てをしました。子供が5カ月くらいで、ギリギリ寝返りができるくらいの時期。1人で動き回ることもなくバウンサーに寝かせることができましたが、寝かせると泣くんですよね。例えばトイレに行こうにも泣いてしまう。妻が買い物に行っている間、自分が子どもを見ていて「トイレに行きたい」というときに心細さを感じました。結局、トイレの近くにバウンサーを置いて行きましたね。

あとは職場の先輩から「奥さんに『手伝うよ』って言ったら『手伝うってなに?』って返された」というエピソードを聞いたのもあって、「一緒にやる」という意識でいます。補助的に「手伝う」のではなく、主体的に「自分1人でもできる」という意識ですね。もちろんまだ妻にはかなわないですが。お互い仕事をしながらなので、思いやりあいながら一緒にやっていくことが大事だと思っています。

Q. 子育てする前と現在とで、子どもたちに対する見方など、変わったことはありますか?

親御さんが「心配で来ている」という気持ちに、今までよりも強く共感できるようになりました。より親の気持ちがわかるようになったというか。あとは細かい話ですが、例えば鼻づまりの時に使う鼻吸い器も、実際に自分で使ってみてどういったタイプが使いやすいのかがわかったり。実体験は大事だと改めて感じました。

Q. 1日の流れを教えてください。

妻が時短勤務可能になったので、保育園の送り迎えは妻にお願いしています。朝は自分たちが6時半に起きて、妻が朝食の準備をしている間に、僕が子どもの着替えやスタイの準備をします。妻が子どものごはんを準備している間は自分たちの食事を私が準備して、私が食べさせている時に妻は自分が食事。

終わったら私が食事をして妻があやしたりオムツを替えたり…という流れです。私が先に仕事に行って、妻は保育園に預けてから仕事に。仕事から帰って時間が合えば夜7時半くらいからお風呂に入れるのを私がやったりします。それから寝かしつけを交互にやって、お互い10時半〜11時に寝る感じですね。

Q. 夫妻で医師をしながら子育てをしていらっしゃいますが、働きやすい環境ですか?

上司も何かと気にかけてくれて、理解のある職場だと思っています。「子どもは関係ないでしょ?」と言われる職場ではないですね。そこは世間に追い付いているのかなと。自分も逆の立場になったら、後輩には同じようにして繋いでいきたいと思います。「小児科だからこそ」という側面もあるのかもしれませんね。

Q. ライフステージの中で子育て期の真っただ中ですが、そこを踏まえて岩手県の小児科医療の現状とその中でどのようになっていきたいかなどを教えてください。

実際に子育てを経験して、「家族で子どもを育む気持ちが大事だ」ということがよく分かりました。現在は子どもの数が少なくなっていることもあり、一人ひとりの子どもはとても大事。診察をするにも厳しく言うのではなく、ご家族に寄り添った診療をしたいと思うようになりました。これは一人の親という立場になって小児科医として向き合ったことで、より理解できたことだと思います。

面積の広い岩手県は、診療にも車で2時間を要する場合もあります。そうした環境の中で、子どもを中心に考えていかに最良の治療を選択できるか。限られた医療資源の中で、できることを全力で提供したいと思います。

Tagopedia

田子秘書が見た田金Dr.の
スゴイところ!

上の先生方にはかわいがられ、下の先生方には慕われる、本当に素敵な先生です。いつも田金先生のまわりは笑顔が溢れていて、医局で笑い声が聞こえるなーと思うとそこに田金先生がいる!という感じで、本当に心の優しい温かい先生だと思います。

おうちでは家庭菜園をやっているようで、田金先生が育てたお野菜はとってもやさしいあたたかい味ですよ!