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研修・採用について

小児循環器専門修練医

研修の特徴

  • 岩手医科大学小児循環器チームでは全国から小児循環器専門修練医を随時募集します。症例は県内だけでなく、東北各地、日本全国から御紹介頂いております。他大学にしばしば見られる、他施設で研修した先生が自身の研修を続けながら修練医を指導する”のれん分け方式”ではなく、全国の小児病院循環器科スタッフとして5年以上の臨床経験および指導経験のある複数の指導医、大規模施設での修練経験のある小児循環器専門医が責任をもって指導に当たります。これにより複数の国内外の大規模施設の医療を短時間に、表面だけでなくその背景や問題点も含めて学ぶことができます。単独施設で得られる以上の経験・引き出しが得られることでしょう。臨床だけでなく、研究・教育を含めた3本柱のすべての領域で最先端の小児循環器病学が体験できる意義ある研修を用意しており、短期間に実力あるphysician scientistを養成いたします。
  • 温泉大国、山岳大国、海産天国である広大な岩手県で、ドライブ、登山、釣り、スキー、キャンプ等、四季折々の様々なアクティビティを楽しみながら修練が可能です。新幹線で東京まで2時間、仙台まで30分、函館へもアクセス良好です。駐車料金無料の花巻空港まで25分、札幌・名古屋・大阪・福岡まで直行便あります。蝦夷の歴史、南部・伊達の歴史も刺激的です。東北の人は“人が良い”と言われます。本当に良いかどうかは、来てみてのお楽しみです。

対象

  • 小児科専門医取得後もしくは取得見込みの者で、小児循環器専門医取得を希望する者。小児循環器の経験が少ない方でも,さらに経験を積みたい方でも,短期間に小児循環器医として必要な知識と技能を身につけます。
  • 新生児・集中治療を専攻する者で、血圧や心拍出量の変動の機序等をはじめとする循環生理学やその管理方法等を学びたい者。
  • 小児科後期研修中で、小児循環器専門医取得を希望する者。後期研修と並行しながら小児循環器病学に関する学位取得、小児循環器専門医研修を開始できます。

研修内容

  • 入院症例はチーム全体で管理し、全症例を経験します(年間150-200例)。医師である以上すべてのスタッフは対等であり、ディスカッションを通して,必要な検査を検討し、病態生理を評価し、治療方針を立てる力を養成します。また、週2回の小児循環器・心臓外科カンファレンス、連日の朝ミーティング (小児循環器および小児科)を通して、心臓と全身臓器の関係を含めた生体システムを考察する、広い視野を養成します。
  • 術前・術後から退院まで、術後急性期以外の管理を通して行いますので、大規模施設ではすみわけが進んでいる境界領域も余さず修練します。
  • 心臓カテーテル検査・治療は年間100例以上主術者として関わります。当科では明確な必要性と必然性がある検査・治療に限定し、重要性が極めて高い症例を厳選しています。その選定過程は最も重要な修練であり、厳選されたからこそ各症例に充分な時間をかけた評価ができます。安全性に配慮したうえで、上級医が”いいとこ取り”しないことを確約します。
  • 不整脈・デバイス治療,成人先天性心疾患,集中治療,画像診断など循環器内科や放射線科など他科と密に連携しディスカッションを行うことで,他分野のより専門的な知識が得られます。
  • 疾患データベースが確立し、超音波検査は小児循環器領域に精通した技師エコーによる画像データ・計測データが充実しております。これらを利用して、基礎・臨床研究が可能であり,学位取得や海外学会での発表も支援します。
  • 当科単独の修練で、小児循環器専門医、超音波専門医・指導医、胎児心エコー認証医、成人先天性心疾患専門医の取得が可能です。