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診療グループについて

神経グループ

診療内容

神経グループでは、脳症や脳炎、髄膜炎といった急性疾患から、てんかんや発達遅滞、代謝性疾患、神経変性疾患、筋疾患、脳性麻痺、発達神経症などの慢性疾患まで幅広く診療しています。岩手県内や隣県からたくさんの患者さんが受診され、地域の先生方と協力しながら診療を行っています。

取得可能な資格

  • 日本小児神経学会小児神経専門医

症例数(年間)

外来
てんかん患者100~150例
筋疾患10~20例
代謝異常症5~10例
頭部外傷10~20例
発達遅滞10~20例
発達神経症10~20例
入院
急性脳症・脳炎5~10例
点頭てんかん2~5例
長時間脳波検査20~30例
けいれん重積20~30例
被虐待児症候群(疑い含む)5~10例

スタッフ

赤坂真奈美主任教授日本小児科学会専門医・指導医・出生前コンサルト小児科認定医
(代議員、男女共同参画推進委員長、生涯教育・専門医育成委員)
日本小児神経学会(評議員、災害対策委員、社会活動委員)
小児神経専門医
日本小児保健協会
(理事、四者合同健康診査委員会主担当理事、予防接種・感染症委員会副担当理事)
日本小児救急医学会
日本周産期・新生児医学会
岩手県医師会
(代議員、女性医部会常任幹事、子どもたちの生きる力を育む検討委員)
自治医大岩手県人会女医部会会長
水間加奈子特命助教日本小児科学会専門医・指導医
八鍬瑛子特命助教日本小児科学会専門医
谷藤 幸子助教日本小児科学会専門医・指導医
日本小児神経学会小児神経専門医
浅見 麻耶助教日本小児科学会専門医・指導医
日本小児神経学会小児神経専門医
伊藤 潤研究員日本小児科学会会員
白倉 正博日本小児科学会会員

研究内容

研究テーマ
  1. 赤坂真奈美(分担)他:幼少期逆境経験の客観的指標となる唾液中DNAメチル化に関する研究(科研費B:代表 祖父江憲治)
  2. 赤坂真奈美,松本 敦,外舘玄一朗(分担)他:低酸素性虚血性脳症に対する自己臍帯血幹細胞調製液の薬事承認に関する研究(AMED再生医療実用化研究事業:代表 新宅治夫)
  3. 赤坂真奈美(代表):7T 超高磁場MRSを用いた早産・低出生体重児脳内生化学的評価
  4. 赤坂真奈美:磁気共鳴分光法を用いた脳内代謝物質による新生児仮死の高精度予後予測法の確立:科学研修費助成事業 基盤研究(C) (2018-2020)
  5. 伊藤 潤,亀井 淳:超高磁場磁気共鳴画像を用いた小児てんかんの病態解析:診断・治療バイオマーカーの確立
  6. 水間加奈子,赤坂真奈美:磁気共鳴分光法を用いた脳内代謝物質による早産児の予後予測法の確立
  7. 谷藤幸子,赤坂真奈美:新生児集中治療室(NICU)退院児の早産児発達神経症を含めた長期予後に関する研究
  8. 浅見麻耶,亀井 淳:いわて医療的ケア支援ガイドブック作成における調査研究

研究実績

論文(英文)
  1. Jun Ito, Atsushi Kamei, Nami Araya, Manami Akasaka, et al.Diffusional kurtosis imaging study of childhood epilepsy with motor coordination problems,JIMA 2022, 74;61-81.
  2. Akasaka M, Kamei A, Tanifuji S, Asami M,et al. GNAO1 mutation-related severe involuntary movements treated with gabapentin. Brain Dev 2021, 43:576-579.
  3. Kamei A, Akasaka M, Araya N, Ishikawa K,et al. Successful management of fulminant Guillan-Barré syndrome and its complications. Pediatr Emerg Care 2018, 34: e87-89.
  4. Akasaka M, Kamei A, Araya N, Oyama K, et al. Characteristic findings of proton magnetic resonance spectroscopy in patients with GLUT1 DS. Pediatr Int 2018,60:978-979.
  5. Tanifuji S, Akasaka M, Kamei A, Araya N,et al. Temporal brain metabolite changes in preterm infants with normal development. Brain Dev 2017, 39:196-202.
  6. Asami M, Kamei A, Nakakarumai M, Shirasawa S,et al. Intellectual outcomes of extremely preterm infants at schoolage. Pediatr Int 2017,59;570-577.
  7. Akasaka M, Kamei A, Araya N, Matsumoto A, et al. Assessing temporal brain metabolite changes in preterm infants using multivoxel magnetic resonance spectroscopy. Magn Reson Med Sci 2016,15;187-192.
  8. Kamei A, Sasaki M, Akasaka M, Soga N,et al. Proton magnetic resonance spectroscopic images in preterm infants with bilirubin encephalopathy. J Pediatr 2012,160:342-344.
論文(和文)
  1. 吉田太郎,亀井 淳,高橋幸利,赤坂真奈美,荒谷菜海,浅見麻耶,谷藤幸子,草野修司,小山耕太郎:インフルエンザ感染後に辺縁系症状を繰り返した自己免疫性脳炎.日児誌.123:1654-1659.2019.
  2. 高橋吾朗,赤坂真奈美,荒谷菜海,亀井 淳,小山耕太郎:フェニトインによる薬剤性胸膜炎を発症した伊藤白斑による片側巨脳症児.小児内科.51:1706-1709.2019.
  3. 亀井 淳,赤坂真奈美,荒谷菜海,草野修司,浅見麻耶,谷藤幸子,白倉正博,伊藤 潤,小山耕太郎.二次性カルニチン欠乏症に対する速やかなレボカルニチン静注の重要性について.日小児救急医会誌.17:539-543.2018.

入局をお考えの先生へ

当院は県内で唯一、小児神経専門医を取得可能な施設です。岩手県内で専門的な診療を要する患者さんの多くが当院を受診されますので、偏りなく様々な疾患の経験を積むことができます。需要が非常に高い分野でやりがいもありますので、興味を持たれた先生はぜひ一度お問合せください。